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【第16回 文化と地域デザイン講座】  「塀の内と外をつなぐ対話を生み出す!  <刑務所アート展>の試み」-ようこそ、関西に! 風間勇助先生が奈良県立大学常勤講師に赴任されて-

更新日:4月12日

文化と地域デザイン講座では、研究と実践の双方に挑む専門家をお招きしています。今回は、「刑務所」(矯正施設)のアート展を開催する試みについて、お話をうかがいます。

ゲストにお迎えするのは、奈良県立大学地域創造学部の風間勇助・専任講師です。「プリズン・アーツ・コネクションズ」の共同代表として、これまで2回の「刑務所アート展」を開催されてきました。

刑務所は、全国各地に設けられていますが、「塀の中」の様子は、地元の地域社会にもよく知られておらず、縁遠いところと思われがちです。しかし、人々が過ごしている場なので、文化や芸術と関係がない訳がありません。

風間先生は、2023年4月、東京から奈良県立大学に赴任され、関西に転居されました。「ようこそ関西に!」とお迎えし、異色の「研究者/実践者」が関西にいらっしゃることをご紹介いたします。


【日時】

2025年5月14日(水曜)

午後6時30分~午後8時30分すぎ

(終了後、1時間程度の交流会を予定しています。差し入れ大歓迎!)

【会場】

アカデミックスペース「本のある工場」

(大阪市此花区西九条5-3-10)

(JR大阪環状線・阪神なんば線 西九条駅下車。徒歩7-8分)

(階段で2階の会場に上がります。エレベーターはありません)

【申し込み】

定員15人。先着順にて受け付けます。

申込はこちら


◆「刑務所アート展」とは……

刑務所で過ごす人たち、刑務所とかかわる人たちの芸術表現を集め展示することで、「塀の内と外」をつなぐ対話を生み出す活動。2022年から2回の展示を開催した。全国約30か所の刑務所から送られた250以上の作品を、延べ1000人以上の方に観ていただいた。

2025年5月中旬以降、第3回刑務所アート展(東京およびオンライン)を開催予定。

◆風間勇助 (かざま・ゆうすけ)さん (奈良県立大学地域創造学部 専任講師)

1991年、静岡県清水市(現・静岡市)生まれ。大阪市在住。東京藝術大学にてアートプロジェクトの実践を学び、卒業後に民間シンクタンクに入社して、調査研究業務に従事。退職後、東京大学大学院・文化資源学研究室に進学。「刑務所と芸術」をテーマに選び、アートマネジメントの観点から、刑務所(矯正施設)の「内と外」との対話の回路をどのようにつくっていくことができるのか、を考え続け、研究と実践を重ねている。日本文化政策学会理事。奈良市文化振興計画推進委員会委員。

◆企画・司会:松本茂章 (文化政策学者/文化と地域デザイン研究所代表)

風間さんが大学院生時代に発表された「刑務所とアート」に関する研究を聞き、当時から「興味深い」と関心を抱いていた。しかし美術館等におけるオーソドックスな展示ではないので、「この研究で大学教員に正式採用されるのかどうか」と見守っていたら、奈良県立大学の常勤教員に就任された。静岡育ち・東京暮らしの風間さんが関西に転居され、「本のある工場」の文化と地域デザイン講座にも参加してくださった。「いつかはゲストに招きたい」と考えていたところ、25年5月中旬以降に第3回「刑務所アート展」が開催予定であることを知り、これに合わせる形で、急きょ、今回の講座開催を決めた。


詳細は下記資料をダウンロードしてご覧ください。



皆様のご参加をお待ちしております!





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