2024年6月18日(火)に第11回文化と地域デザイン講座(兼文化と地域デザイン学会例会)を開催いたします。
今回のゲストは、島根県美郷町の現職町長・嘉戸隆さんと、バリ島暮らし17年の女性移住者・田中紗江さん。インドネシアのバリ島に伝わるガムラン音楽、バリ舞踊、そして地元特産の「山クジラ」(新鮮なイノシシの肉)……。地域の文化資源を「自分たちでつくってやろう」との気構えで臨む、山里ならではの地域振興策を聞きます。ここには「文化×地域×デザイン」を考えるヒントが数多くあります。
今回、参加者の皆さんには、美郷町でつくるバリ島の調味料・舞踊・音楽を、楽しんでいただきます!
【日時】
2024年6月18日(火)
午後6時30分~午後8時30分
(終了後、1時間程度の交流会を予定しています。差し入れ大歓迎!)
【会場】
アカデミックスペース「本のある工場」
(大阪市此花区西九条5-3-10)
(JR大阪環状線・阪神なんば線 西九条駅下車。徒歩7-8分)
(階段で2階の会場に上がります。エレベーターはありません)
【申し込み】
定員20人。先着順にて受け付けます。
申込はこちら
島根県石見地方の美郷町は人口4000人余の静かな山里、一級河川・江の川が流れ、穏やかな山々の風景は、バリ島に似ています。町内に入るとガムラン音楽が聞こえ、バリ舞踊の練習が繰り広げられています。毎年5月から9月にかけて、町役場の職員の半数以上は、インドネシアの衣服「バティック」やバリ島の絣織物「イカット」のシャツを着込んでいます。なぜ石見地方の山里とバリ文化がつながったのでしょう?
話は1982年にさかのぼります。島根国体が開かれたとき、江の川流域の邑智(おおち)町でカヌー競技が開かれました。町立カヌー博物館の建設計画が持ち上がり、開館記念事業としてバリ島からカヌー職人を招いて実演を披露してもらったことを契機に、同町とバリ島・マス村が友好提携を結びました。高校の修学旅行先にバリ島を選ぶなど文化交流を重ねましたが、大和町と合併して美郷町が誕生すると、バリ島との交流は下火に……。2018年、大和証券の本社幹部から転身して町長に初当選した嘉戸隆町長が、バリ文化の浸透ぶりを再発見。「これを、わがまちの強みに」と考え、改めて友好協定を結び直しました。
相次いで町内に結成されたのが、ガムラン楽団とバリ舞踊団。合わせて「ミサト・サリ」と呼ばれます。
同時に、新鮮なイノシシ肉を加工して「おおち山クジラ」ブランドの特産品を売り出しています。
詳細は、下記ファイルをご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております!
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